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陽より子の想い

Thought

陽より子から皆様へのお約束

わたしたち陽より子は、みなさまへ次のことをお約束します。

01

九州産の原木椎茸のみを使います。

陽より子は、原木栽培しいたけのみを扱っています。
産地は、全て九州、大分県・熊本県のしいたけを使っています。

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02

代々伝わる基準と目利きで、
確かな品質の椎茸を使用します。

創業当初から変わらない独自基準の仕入と、機械選別ではなく10 年以上の勤めて頂いているプロの目で一つ一つ大きさや形を見極め、選別・袋詰めを行っております。

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03

日本古来の「旨味」を追求していきます。

椎茸を扱う者の責任として、
だし教室やお味噌汁教室を行い日本の一つの伝統である「旨味」文化を守り、伝えていきます。

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04

子供達の「いただきます」を守ります。

1,000年以上前から食べられてきた椎茸を、
もっと使いやすい形で普段の美味しいお料理に健康と少しの楽しさ、そして、お子様からご家族皆様の笑顔を作る手助けをしていきたいと考えています。

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こころまでしみこむやさしさを、しいたけを通して。

弊社インタビュー記事より

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椎茸が大の嫌いだった幼少期から一転。

高速の出口を降りて間もない国道の一角。ログハウスで設えられた「陽より子」が見えてくる。店に足を踏み入れると、乾し椎茸やお出汁など椎茸を使った商品が店いっぱいに並ぶ光景が、美味しい匂いと一緒に飛び込んでくる。

ハキハキ活気のある声で迎え入れてくれる景子さんは、もともと椎茸が嫌いで嫌いでたまらなかったと語る。それが、どんなきっかけで椎茸と日々接し、過ごすようになったのだろうか。

「私は、三姉妹の次女として生まれ、小さな頃から家業の手伝いをしていました。椎茸を扱う実家なので椎茸が料理によく入っていました。特に、母が椎茸・いりこ・昆布の出汁から作るお味噌汁が当たり前にあった我が家の味でした。

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いつかは家業を継ぐと思いつつも、正直椎茸屋を別の事業にしよう……と思っていました。だから就職のタイミングで選んだのは、椎茸とは全く関係のない分野での仕事でした(笑)」

ハハハと笑う景子さん。それが今では椎茸屋の立派な4代目の経営者だ。「戻る」きっかけになったのは、両親からのすすめだった。

25歳のとき、家族からの勧めで勤めていた会社を退職して実家に戻ることを決意。
ここから現在の椎茸専門店「陽より子」の店長になるまでに、どの様な変化があったのだろうか。

子どもの身体をつくる「母」の食生活のたいせつさ

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もうひとつ、景子さんの考えを大きく変えたエピソードがあった。長女の出産だ。

「妊娠中は食に関心は持ちつつも、実際にはまだこれまで通りのインスタントな食事をしていました。出産後、二ヶ月目を迎えたころ、急に我が子の顔に発疹が出てしまったんです。」

そんな時、ある方に言われた一言がすごく印象的で...。

「あなたは今何を食べているの?」

当時の景子さんは、インスタントな食事をとっていた日々。ラーメンやパンなども当たり前に食べていた景子さんにとって、思いがけない一言でした。

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「子どもは母乳を飲んで育ちますよね。だから、自分が食べたものがそのまま血液を通して子どもにも伝わるんだよと教えてもらいました。その方に自分の扱っている椎茸を使ってだしをとってみたらと言われました。その時思い出した料理がいつも母が作ってくれていた椎茸・いりこ・昆布のお出汁から作ったお味噌汁でした。驚くことにたったの2日で、娘の発疹がスッと引きました。それは自分の会社が扱っている食品の素晴らしさを感じる体験になったんです。」

これまで料理と無縁だった景子さんにとって、毎日出汁を取る生活は難しいと感じていた。多くの現代人は日々の家事・子育てをこなす上で、料理にかける時間はそう多く取れない。実家の椎茸屋のお客さんと話しているうちに、同じ気持ちのお母さんが多いことも知った。そんな流れで生まれたのが、現在の「陽より子」の定番商品、「豊潤なだし」だった。

「もっと椎茸の素晴らしさを多くの人に伝えたい、手軽に味わってほしいと思うようになりました。」

そうして現在は、実に40種類ほどにまで増えた自社製品。そのほとんどの企画を景子さんが担当する。自身の悩みをもとに考えた商品たちは、同じ悩みを抱えるお母さんたちの強い味方となった。

「2年前からは、めんつゆや白だしといっただしに特化した商品も作り始めました。きちんとだしをとることもいいですが、日々の忙しい中で、お母さんたちがより手軽にしいたけやだしを使って料理をしてほしい、それがまた次の世代へと残ってほしいと思っています。」

手軽さと、おいしさの両立。椎茸を通して食への関心を高めること──。

それが「陽より子」のモットーとなった。

椎茸の旨味を生活に取り入れるためにできること

「陽より子」のランチには、小さなお子さんを持つお母さんが日々足を運ぶ。椎茸嫌いの子どもも多いそうだが、陽より子のランチの椎茸はパクパク食べる。そんなことも珍しくない。

「お母さんから『うちの子が椎茸を食べられるようになるなんて』と泣きながらお礼を言っていただいたこともあります。本物に触れることで、初めてその美味しさに気づくこともあります。私もその一人でした。そして何より食そのものへの関心が芽生えますよね。

こんなきっかけから『ズボラ飯でもいいからせめて出汁は使おう』とか『お味噌汁だけは欠かさず作ろう』とか、少しずつ皆さんの意識が変わっていってほしい。椎茸を売ること以前に、食の豊かさや楽しみを伝えること。だから、私たちはレストランも作るし、ワークショップもするし、商品開発だってするんです。」
 

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「陽より子」では、ただ店舗で商品を売るだけではなく、ワークショップの開催やレストランの運営も行い、椎茸のおいしさや食の大切さをひとりでも多くの人に届けたいと考える。

「今、原木椎茸の消費がどんどん落ちています。このままでは椎茸という食材自体残らないかもしれないという危機感を持つ中で、椎茸の美味しさをもっと知ってほしいと飲食部門を立ち上げました。 “食は大切だ” だなんて、今の時代誰でも知っていることですよね。でも、それを実践できている人は多くない。それは、どう生活に落とし込んでいいのかがが分からないからだと思うんです。今の食事をどう変えたら良いのかわからないし、そこまでの必要性も感じていない。そう考えたとき、『陽より子』で行うべきは、椎茸をただ販売することではなく『食の文化を広めること』ではないかと思います。販売だけでは伝わらない食の楽しみを、もっと多くの人に届けることが大事なんです」

陽より子一体を、一大椎茸ワンダーランドに。

今では椎茸をもっと知って欲しいと、「しいたけFES」を開催すると1000人が集まるほど、陽より子は界隈で知られるようになった。60〜70代が中心だった来店者層も、最近ではお母さんたちも増え、幅広くなっている。

「いずれは椎茸のワンダーランドを作りたい。そんな気持ちでこの椎茸屋を続けているんです。今『陽より子』は椎茸を食べたい方、健康に関心が高い方が、わざわざ訪れてくださるお店としての立ち位置を築いています。でも、いずれこれがスーパーのように毎日でも訪れる様な場所にしたい。わざわざ『陽より子』に行く、ではなく、今日も『陽より子』に行く。そのために、商品群を整え、新しい商品を作り、事業を展開していく。そんなふうに考えています」

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椎茸を通して優しさや喜びを伝える作り手としての想い。地域の生活の一部になることから広がっていく、地道な発信。株式会社武久「陽より子」の窓からは今日も出汁の効いた香ばしい香りが風に揺られて運ばれてくる。

文章・写真:BRIGHTLOGG,INC.

「100年先も残るものをつくろう」をコンセプトに活動するプロヂュース組織。
ブランディング、クリエイティブ制作(映像・デザイン・WEB・コンテンツ)リノベーション事業を展開。

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